1980年代の名作漫画(アニメ)『めぞん一刻』(高橋留美子氏原作)のまとめサイトです。

深読み!『めぞん一刻』

『めぞん一刻』登場人物の数字

『めぞん一刻』の登場人物の特徴は、名前(名字)に数字が入っていることですね。どういう基準で数字が入っているかといえば、まず一刻館に住んでいる人には全員数字が入っています。あとは、五代や三鷹のガールフレンド、つまり音無響子のライバルたちです。

よく「一刻館の住人に数字がついている」と言われますが、実際は一刻館にいない三鷹、七尾こずえ、八神、九条明日菜にも数字が入っています。なので、響子に関係が深い人物に数字が入っているという言い方のほうが正しいかも。

一刻館に住んでいる人々

まずは音無響子本人ですが、音無の「無」が0を意味しています。管理人室は数字がついていない部屋なのですが、0号室という風に考えて良さそうです。

一刻館の住人で、一号室は「一の瀬」一家です。1階の部屋は間取りが広いので、小さな家族なら住むことができます。

2号室は空き部屋になっています。後半になって2号室に二階堂望が入居してきます。ただ、あまりストーリーに絡まなかったので、重要なキャラクターとは言えないかも知れませんね。でも、二階堂が入居したところで、数字のついた登場人物のメンバーが揃います。

ところで2号室は二階堂が引越してくるまで、意味もなくずっと空いていたんです。何か『めぞん一刻』の物語後半への構想があったんでしょうかね?色々想像してしまいますね。

3号室は、原作では最初から最後まで空き部屋です。ここは3の数字を持つ三鷹瞬のために、ずっと空けてあるみたいですね。あるいは、3号室は一度もカギが開かなかった、と読んでもいいのかも知れません。

4号室は四谷さん。そして5号室は五代くん、6号室は六本木朱美で、五代のまわりは変人たちが固めています。

音無響子のライバルたち

その次にくるのが、響子のライバルたちです。

「7」は、五代のガールフレンドの七尾こずえです。

「8」は、五代を好きになってしまった女子高生の八神いぶきです。このキャラは「高校時代の響子の幻影」みたいな存在なのですが、強力なライバルとして登場します。

「9」は三鷹のお見合い相手の九条明日菜です。

響子は五代ひとすじ、では全然なくて、はっきり三鷹も好きだと言っています。響子は最初は亡き惣一郎(旦那)に操を立てるくらい貞操観念の強い女性だったのに、物語が進んでいくと、惣一郎も忘れられない上に五代も三鷹も好きになってしまうという……

そんなわけで、ライバルたちにも数字が入っているんでしょうね。

音無響子と数字のついた登場人物たち

管理人さんのページで、音無響子(管理人さん)は、一刻館の巫女といえるんじゃないかと書きました。なので一刻館を神社に例えると、一刻館では祭祀みたいに毎日宴会が行われています。

音無響子は巫女として一刻館の神様に仕えているんですが、一刻館の住人たちは巫女である響子に仕えていると見て取れます。たまに響子が怒れば住人たちはおとなしく従いますしね。例えば、第73話「がんばってくださいね」などが好例ですね。

一方、音無響子を好きになった五代と三鷹も、響子からすれば「自分のもの」という感じなんじゃないかと。五代にも三鷹にも響子は応えませんが、五代や三鷹が他の女性に興味を抱くと、ものすごく嫉妬して怒ったりします。

でも一刻館に住んでいないライバルたちは、響子が怒ったところで響子に従ってくるということはありません。一刻館に部屋がある人とない人の違いですね。

数字のついた登場人物とエピソード

ストーリーを作る上でも、登場人物の数字は意識していると思います。特に「挿話」(物語の本筋と関係のないエピソード)では、そういうところがありますね。

一番分かりやすいのは野球のエピソード。これは背番号があるので、かなりストレートですね。音無響子は背番号0です。

第62話「井戸の中」も原作では七尾こずえを除く、数字のついた人たちがどんどん井戸に落ちていきます。このエピソードって『めぞん一刻』の縮図ですね。

「めぞん一刻」アニメ版
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■更新日:2019/10/10

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