第9話「アルコール・ラブコール」

これまで響子に気持ちを伝えられなかった五代ですが、アルコールの力を借りて「響子さん、すきじゃー」と町に向かって叫び、響子を抱きかかえて5号室まで連れて行って、そのまま寝てしまいます。
このエピソードはすごく有名ですね。『めぞん一刻』を見たことが無い人も必見の神回です。特にTV版アニメでは、原作に忠実によく描いているの上、名シーンをさらに際立たせていて面白いです。
ブルーレイ:2枚目
TVシリーズ第08話「五代くんいけない絶叫やる時はやります!」
大学に入ったらアルコールデビュー
大学に入った頃に、初めてアルコールを飲んで飲み過ぎてしまい失敗するというのは良くあるケースですね。
今は知りませんが、私が大学のころにはイッキ飲みが流行っていて大学構内の芝生にブルーシートをしいて飲み会やるなんて状況でした。いまじゃ、そんなことをすれば問題になりそうだけれど、最近はどうなんでしょう。
全く限界というのが分からない訳なので、夜中ずっと吐いたりした後、翌朝思いっきり二日酔いになって潰れたりしてましたね。それはそれで結構楽しかったですけど。
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五代君、思いっきりやらかしてしまう
ビールを飲みながら、友人の坂本がけしかけられて、五代は響子への告白の練習をしますが上手くいきません。
でも、その後、限界を越えてビールを飲んでしまった五代は怖いものなしに。
一刻館へもどると、響子の目の前で、何故か町に向かって「響子さん、すきじゃー!」と叫びます。

圧倒されてしまう響子。とにかく五代を部屋に帰らせようとしますが、今度は抱きかかえられてしまい、そのまま五代の部屋へ。

でも結局、部屋に入ったところで五代は寝てしまいます。
逃げられないもの?
「お姫様だっこ」って女性のほうからは逃げられないもんなのですかね?
音無響子なんてグラマーな女性だったら結構大変そうだし、簡単に逃げられそうですけど。
と思いつつネットを見ていたら、なるほど介護の現場では使われるのか。やっぱり不安定なんですね。抱き上げられている方から抱きつかないと、かなり不安定みたいです。
2007年ドラマ版でもやってますけど中途半端に持ち上げてるなぁ。ドラマ版のこのシーンは緊張感の無さといい、五代役のワザとらしすぎる演技といい、折角の名シーンが台無しです。
どちらにせよ、逃げようと思えば逃げられそうですね。
響子は単に圧倒されてしまって逃げられなかったのか、それとも「好きだ」と言われて思わず受け入れてしまったのか?いずれにせよ、微妙な女心がここまで描かれているマンガって男性誌では他にないんじゃないでしょうか。
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朝、何も覚えていなかった...
朝になって五代と友人の坂本が目を覚ますと酷い二日酔い。前日の騒動は全く記憶にありせん。
でも響子は、五代と目が合うと走って逃げて行ってしまいます。何をしたんだろう、と考えても全く思い出せない五代。
四谷さんや一の瀬さんの話を総合して、少し変だなぁと思いつつも、「はだか踊り」をやったのではないかと考えます。
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響子のほうは...
一方、響子のほうは真剣に悩んでしまいます。公園で響子が犬の惣一郎に向かって、
「ゆうべ一晩中考え込んじゃったもの。」
「あのまま五代さんが眠らなかったら、私・・・」
「女だな、だめだわ、女ってだめだ」
名セリフですね。『めぞん一刻』でなければこんなセリフ出てきそうにないです。
しかも犬のほうとはいえ惣一郎に言ってるんですから面白いです。

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騙されてた...
はだか踊りは住人達が吹き込んだデマでした。


ビンタ3回目、しかも今回はビンタシーン付きですね。面白すぎる、笑。
管理人室に逃げ帰って、「惣一郎さんごめんなさい、もう他の男なんか見ません。」
酔っている時に言われても...
男も女も同じだと思うのですが、やっぱりアルコールを飲み過ぎて酔っぱらっている時に言われてもホンネかどうか全然判りませんね。タガが外れて普段言えないようなことを言ったり、普段なら自制してしまうことをやってしまったり。
でも全く心にもないことを言うことは無い気がしますけど。シラフの時にそういう素振りがなければ確かに迷いますよね。
ちなみに響子は随分悩んでいましたが、アルコールを飲むと人が変わるのは響子のほうが極端です。第36話「ショッキング・ジョッキ」では、思いっきり泥酔していますが、必死で五代を守ろうとします。ただ、どんなに酔っても「好きだ」とは絶対言わないですけどね。アルコールが入ってもその程度ということは、第36話あたりだとまだ本当に「お姉さん」という気持ちが強いのかも。
ところで意外と女性のほうがアルコールの力を借りて...とやりがちな気もしたのですが、原作には中盤でそういうパターンも出てきます。抜かり無いですね。