1980年代の名作漫画(アニメ)『めぞん一刻』(高橋留美子氏原作)のまとめサイトです。

深読み!『めぞん一刻』

第125話「愛と哀しみの破談」第126話「菊と積木」第127話「草葉の陰から」()

原作3話をTV版アニメ一話に収めています。でも大事な所はアニメ版でもきちんと再現されています。

三鷹は明日菜と直接話して、縁談を断れたと思います。そこで響子に猛アプローチを開始!まず響子の親族を見方につけようとします。そして歯の浮くようなくさいセリフを連発して、響子に猛アプローチ。果たして響子の反応は?

タイトルは、第125話「愛と哀しみの破談」は、1981年公開の傑作フランス映画「愛と哀しみのボレロ」から取ったのでしょうか。第126話「菊と積木」はルース・ベネディクト「菊と刀」のもじりですかね。第127話「草葉の陰から」は、そのまんまかな。

ブルーレイ:枚目
TVシリーズ 第76話「ワタシ待つわ!響子突然のイミシン宣言」

ストーリー(あらすじ)

明日菜との縁談を断ろうとする三鷹

縁談を断ろうとする三鷹は、明日菜に直接会って話をしようとします。九条家に行くとおじさんや九条家の親族が既に結納の日取りを決めようとしていました。

九条邸にて

三鷹のおじさんは、本人たちに関係なく、どんどん話を進めていきます。政略結婚ですからね。三鷹本人は蚊帳(かや)の外で、結納の打ち合わせはおじさんと九条家の人々で勝手に進められてしまいます。

三鷹と明日菜は、九条家の庭園を散歩します。そこでまず明日菜本人を説得しようとする三鷹。三鷹は話を切り出します。

三鷹「あまり愉快な話ではないのですが、どうか落ち着いて聞いてください」
三鷹「僕はあなたとは結婚できないのです」
三鷹「こんな状況になるまでうやむやのまま、なんとおわびしていいか…」

明日菜はその話を聞いて、そのまま倒れてしまいます。

九条邸にて
九条邸にて
明日菜「尼に…なります。生涯、結婚いたしません…」

明日菜も相当ヘビーな女性ですね、汗

明日菜「私のことがお嫌いなんですね」
三鷹「嫌いだなんて、そんな」
明日菜「嫌いではないのですか」
三鷹「無論です、ただ…」
明日菜「わかりました」

結婚できないことを分かってもらったと考えた三鷹でしたが、明日菜は「嫌いではない」ということに対して「分かりました」と言ったのでした。

こずえちゃんもそうですけど、『めぞん一刻』の女性たちは、自分の聞きたいことを聞いてしまう傾向があるようですね。

一刻館に現れた三鷹

お見合いを断れたと考えた三鷹は、一刻館を訪れます。

そこで響子に花束を渡し、響子のために見合いを断ったと伝えて、強硬なアプローチが始まります。

一刻館にて

響子もこのころになると、五代が好きだと気付いているようだし、三鷹の強引すぎるアプローチに却ってひいてしまっている感じですね。

三鷹は響子を食事に誘いますが、その日は亡き惣一郎の命日(5周忌)だったので、断ります。

亡き惣一郎5周忌

亡き惣一郎の5周忌のお墓参りですが、三鷹と五代のライバル争いは最高潮。特に三鷹はなりふり構わず、という感じです。お墓の周りでバトルが繰り広げられるという…

三鷹から一刻館に電話がかかってきて、一の瀬のおばさんが音無惣一郎のお墓の場所を伝えてしまいます。

三鷹からの電話

それを見た五代は、三鷹ならお墓の前でもプロポーズしかねないと、亡き惣一郎のお墓に向かいます。

菊を持ってお参りに行く三鷹。

積み木をもったままお墓へ向かった五代ですが、ちょうど三鷹がお墓参りしているところでした。

五代と三鷹 五代と三鷹

惣一郎の墓の前で言い合いを始める五代と三鷹。そこへ響子とその親族たちがやってきます。

急いで隠れる五代と三鷹ですが、五代は積み木を一つ落としてしまいます。そのまま惣一郎の墓の裏側の草むらに隠れた五代と三鷹。

響子は、積み木を見つけ、五代が来たことに気づきます。供えてある菊を見つけますが、そこには三鷹のカードがはいっていました。

お墓参り

響子の母親は、随分前から響子と三鷹が付き合っていると思っているので、

響子の母「まあ、三鷹さんいらしてたの、お会いしたかったわ。」
音無のじいさん「響子さん、やっと再婚する気に…」
響子「やめてよ、お墓の前で」
音無のじいさん「いやあ、この話は惣一郎にもちゃんと報告せねば」
響子の母「再婚する気あるのよね、響子」
響子「ええ、再婚の意志はあります。ありますけど…」

そこへ、草むらからどう抜け出したのか、三鷹が登場。響子の両親や音無のじいさんと挨拶します。

お墓参り
音無のじいさん「なかなか好男子じゃないか、響子さん」

三鷹を含めた親族たちは、お茶を飲みに喫茶店に行きます。

しかし、響子は「もう少しお参りしてく」と言って、お墓の前に残ります。

お墓参り
響子「惣一郎さん、あたしが再婚したら、本当に安心?」
響子「かえって心配かけるかもね」
響子(心の声)「頼りないから、その人、だけど…」
響子(心の声)「夏になればきっと」
お墓参り

響子が声に出したのは、「かえって心配かけるかもね」までですが、五代は気付いてしまいます。

しかし、そのとき五代は積み木を一つ落としてしまいます。

草むらに五代がいることに気付いた響子。五代に向かって、杓子で水をかけます。

お墓参り
響子「だけどね、惣一郎さん。再婚なんて、今すぐってわけじゃないんですよ」
響子「五代さん、仕事にいかなくていいんですか!子どもたちが待ってるんでしょ!」

五代は草むらから出てきますが、響子は去っていきます。そして一度振り返って、

お墓参り
響子「あ、惣一郎さん。あたし、夏まではひとりです…」

喫茶店にて

三鷹は、響子の両親、音無のじいさんと、いろいろ話をしていました。いい縁談を断った、という話もしました。

明日菜とのお見合いで、縁談をどんどん進めていく親類のパワーに気付いて、まず両親にアプローチすることにしたのでした。

響子が喫茶店に来ると、歯の浮くようなセリフで響子にアプローチをかける三鷹。

喫茶店にて

三鷹の強引なアプローチ

響子は、内心五代に決めている様子なので、もう心が揺れ動くというより、三鷹の強硬なアプローチに追いつめられてしまって困ってますね。三鷹が本気でアプローチをかけ始めると逆に引いてしまう響子。三鷹のアプローチって今の所、響子には届いて無さそうです。

惣一郎の時も駆け落ち同然して結婚したくらいなのだから、響子に対しては両親から攻めるという手は通用しなさそうだし、それで逆に響子を追いつめていて逆効果。

もっとも響子のほうも三鷹からデートに誘われると、結局ついていってしまうので、なかなかの優柔不断なんですけどね。

「あたし、夏まではひとりです」ということは、五代の保父試験合格まで待つということでしょうか。あるいは五代のことは夏までしか待てなくて夏になって五代が保父試験に受からなければ三鷹を選ぶ可能性もまだ残っているんでしょうか。難しいですね。

五代のウェイトが上がっていることは間違い無さそうですけど、まだ完全に五代を選ぶという所までは行っていない気がしますね。

肉親のパワー
「めぞん一刻」アニメ版
VOD:ビデオオンデマンド Amazonプライム(一話110円)

■更新日:2020/01/01

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