1980年代の名作漫画(アニメ)『めぞん一刻』(高橋留美子氏原作)のまとめサイトです。

深読み!『めぞん一刻』

第1話「隣はなにを・・・!?」

『めぞん一刻』の記念すべき第一話です!

音無響子が管理人として一刻館へ登場します。古い一刻館、前の管理人はおじいさんで「つかれた」の一言を残して突然辞めてしまいました。代わりに管理人として響子は一刻館にやってきます。

音無響子の初登場。どんな風に描かれているのでしょう。

夜には歓迎の宴会が催されます。そこで起きたちょっとした事件とは?『めぞん一刻』らしい始まり方だと思います。

ブルーレイ:一枚目
TVシリーズ第01話「お待たせしました!私が音無響子です!!」
主な登場人物:音無響子,五代裕作,一の瀬夫人,四谷,六本木朱美,賢太郎,他

ストーリー(あらすじ)

ボロアパートに若くて超美人の管理人さんが!(ウチのアパートとは大違い)

では音無響子の登場シーンです。

音無響子、登場シーン

原作では、まだ劇画風なんです。高橋留美子先生はこの時まだ20代前半。音無響子より少し年上というところで漫画家としてもまだ3年しか経っていません。

でも、この登場シーンは『めぞん一刻』の今後を決める凄く大事なシーンですからね。後の響子の絵に比べると、まだ男性好みの画風じゃない気がしますが、すごく気合が入っているのは(背景のキラキラも含めて)、よく伝わってきます。

アニメーション版は原作が完結した後に作成されたので、最初からイメージが確立しています。それでも段々変わっていきますけど。

音無響子、登場シーン 音無響子、登場シーン

初宴会と天岩戸神話のパロディ

管理人さんの歓迎ということで早速宴会です。記念すべき初宴会ですね。物が少ない5号室に集まってきて宴会開始です。しかし浪人生の五代は模擬試験の勉強中...

初宴会

四谷さんや朱実さんが五代くんをからかうと、「もう寝る!」といって押し入れに入ってしまいます。なんて子供っぽい…。

押し入れに

部屋では宴会騒ぎですが、五代はすねたまま、いつまで経っても出て来ません。

初宴会

響子は「傷ついています!」と五代をかばいます。

それを聞いた朱実さんや四谷さんが

朱美「あ、管理人さん何をするの?」
四谷「うわっ、はしたない」
朱美「きゃー、管理人さんの体きれいっ、ねたましいっ」
四谷「あー、管理人さんがストリップやっているー」……
天の岩戸のパロディ

すると押入れのふすまが開いて、五代が部屋を覗きます。その瞬間、四谷さんと朱実さんが五代を取りおさえます。

天の岩戸のパロディ
四谷「こういう男なんです」
朱実「まともに同情したらバカを見るわよ」
響子「タフなんですね」

アニメ版の第一話は、かなり原作に忠実ですね。もちろん時間の関係から、いくつかのシーンが追加されています。でも話の本筋の所ではないので、ギャグのテンポ感などは、よく再現されていると思います。それとやっぱり音無響子役の声優島本須美はとても合っています。

天の岩戸(あまのいわと)神話

宴会、といえば『天の岩戸神話』ということでパロディを展開しています。念のため『天の岩戸神話』は古事記に載っている有名な日本神話です。

『うる星やつら』でのパロディでもそうでしたが、天の岩戸に隠れるのは、ひねくれて隠れるような描写になっています。 古事記を読むとその原因はスサノオが傍若無人を働いて、人殺し(いや神か)までしたからです。 天照大御神は太陽神なので隠れてしまえば、農業ができなくなって飢饉になったり、凄く大変なことになります。

でも学校で教わらないし、青少年に日本神話をわかりやすく伝えようってことなら親近感が沸いてくる解釈かも知れませんね。

天の岩戸に隠れたアマテラスを呼び戻すため、神様たちが集まり宴会を開きます。すなわち日本では「宴会」って神事なんですよ!、笑。一刻館で毎日行われる宴会は、ただ、飲んで騒ぎたいわけじゃないんです、きっと。

宴会

「管理人さんが脱ぎ始めた!」っということはウズメ役ですね。 古事記にはウズメはストリップをやったとまで書いてませんけど、セクシーな衣装で踊ったという風には読めます。 じゃあ、五代がアマテラス大御神なのかぁ。それはさすがに無理があるなぁ、笑

ちなみに『うる星やつら』のウズメはこんな感じ(右側)で、羽衣を着ていますがセクシーに描かれています。 ラムちゃんは、本当はウズメ役だったのですが、すねてしまってやらなかったので本物が出てきたってわけです。

ウズメ

『めぞん一刻』では神話の直接のパロディはここだけだと思います。『めぞん一刻』には神話の要素は結構ある気がしますけどね。

ところで、2007年のドラマ版ではアニメ版をベースにして第一話を描いていますが、「天岩戸ー」というセリフを省いています。それじゃ、何で管理人さんが脱ぎ始める話になるのか意味が分かんないですね。

ギャグのオンパレード

『めぞん一刻』は、第一話から惜しみないギャグのオンパレードなんです。立て続けにギャグが出てきて、なんだか贅沢な感じすらします。それと初回からハイテンションです。

『うる星やつら』で言えば二話分くらいの内容が、この一話に入っています。そして2回目以降もそのペースで沢山のネタが惜しみなく提供されています。一話の中にいくつも見どころがあります。

よくそんなに沢山のネタが出てくるなぁと本当に感心します。

「めぞん一刻」アニメ版
VOD:ビデオオンデマンド Amazonプライム(一話110円)

■更新日:2019/12/25

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